ひじきは日本で古くから食べられてきた海藻で、各地の貝塚や遺跡からヒジキの化石が見つかっています。道南から九州、朝鮮半島に至る海域にのみ分布する温海性の海藻で、波荒い外洋に面した岩礁上の干潮線付近で生育します。九州、紀州の沿岸域が主産地で、そのうち長崎県産が国内産の半分以上を占めます。国内産は減少しており、韓国産が国内消費量の70%を占めます。
ひじきのチカラ!薬膳料理として人気。栄養について 煮物、サラダ、炊き込みご飯に
コレステロールって不要なもの?不足すると脳出血などの原因に 善玉と悪玉の違いについて
コレステロールは、様々な病気の原因といわれていますが、決して不要なものではありません。コレステロールは、皮膚や血管を作っている細胞の膜、ホルモン、胆汁酸など、体にとってなくてはならないものを作る原材料となります。そのため、過剰なダイエットなどでコレステロールが不足すると、脳血管細胞の壁が弱くなり脳出血が発生しやすくなったり、女性ホルモンの分泌に異常をきたしたりと、生命維持に支障が出ます。しかしながら、過剰に摂取すると、動脈硬化や高血圧や心臓病、脳卒中などの原因となりますのでコレステロールはバランスよく体内にあることが大切です。
アンズのチカラ!特徴について 喘息や咳、呼吸が苦しい時の生薬「杏仁」としても
アンズの原産地は、中国北部地方です。日本には「本草和名(918年)」や「和名抄(932年)」のように古い本草書に出てくるので、遣唐使、遣隋使の持ち帰った薬木といえます。原産地が比較的寒い地域ですから、日本でも北地にて栽培されています。
形態は梅によく似ています。樹皮は褐色で細かい割れ目があります。開花は梅より送れて咲き淡紅色です。果実は熟すと黄赤色となります。表面には紫褐色の斑点があり、果肉は黄赤です。
メニエール病とは?めまい、難聴、耳鳴り、吐き気、嘔吐、冷や汗、顔面蒼白、耳の閉塞感
メニエール病とは、内耳が原因でめまいが起きる病気です。30~40代の女性に多く見られます。日本では、人口10万人あたり、15~18人と言われています。また、めまいを訴える人のうち、メニエール病は5~10%です。しかし、医師によっては、原因はよくわからないがめまいを訴える方に、安易に「メニエール病」と診断してしまうことが問題視されています。
ユズのチカラ!ビタミン類、クエン酸、食物繊維 原産地について
ユズは、日本料理に欠かせない柑橘で、皮や果汁を薬味やユズ酢に利用します。果肉をくりぬいた柚子釜や柚味噌、菓子の柚餅子(ゆべし)などは有名です。ゆずこしょうは、ユズの皮に七味を加えて練った九州特産の香辛料です。
旬は長く、夏の青ユズ、秋の黄ユズとして、鍋物、麺類、吸い物、酢の物などの味をひきたててくれます。また、浴湯料としても活用されています。風邪や肌荒れに昔からよいといわれています。