果物のチカラ

ユズのチカラ!ビタミン類、クエン酸、食物繊維 原産地について

1802_3ユズは、日本料理に欠かせない柑橘で、皮や果汁を薬味やユズ酢に利用します。果肉をくりぬいた柚子釜や柚味噌、菓子の柚餅子(ゆべし)などは有名です。ゆずこしょうは、ユズの皮に七味を加えて練った九州特産の香辛料です。

旬は長く、夏の青ユズ、秋の黄ユズとして、鍋物、麺類、吸い物、酢の物などの味をひきたててくれます。また、浴湯料としても活用されています。風邪や肌荒れに昔からよいといわれています。

ユズは中国の楊子江上流が原産地といわれ、山口県や徳島県には原生林があります。柑橘類の中では耐寒性が強く、九州から東北地方にかけての広い地域に分布します。

ユズは、ビタミンCやP (ヘスペリジン)などのビタミン類、クエン酸や酒石酸などの有機酸、シトラールやリモネンなどの香油成分を含みます。また、食物繊維であるペクチンやセルローズ、カリウムも含んでおり、昔からユズは非常に健康に役立つ食材として使用されてきました。