飛騨地方について

鯉の引越し(岐阜県 飛騨古川)

弊社荘川研究所がある高山市のお隣、飛騨市の春の風物詩の一つが、飛騨古川で行われる「鯉の引越し」です。今年は4月1日に行われ、鯉が飛騨川に戻ってきました。

 

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(画像:岐阜県 飛騨古川の町並み)

なぜ鯉の引越しが必要なのか

飛騨市古川町は、「飛騨の奥座敷」とも呼ばれる人気スポットです。2016年には、一世を風靡した映画「君の名は」のモデルになったとして注目されました。その飛騨古川の中でも特に人気なのが、瀬戸川と白壁土蔵の町並みです。町を流れる飛騨川には千匹もの大きな鯉が悠々と泳ぎ、観光の名物にもなっています。

しかし、冬になると、飛騨川は雪を流す流雪溝となるため、冬の前には鯉を近くの池に移して越冬させるのです。そして、春になり雪が解けると、大勢のボランティアの協力を得て里帰りさせます。

こうして、飛騨古川では、「鯉の引越し」とともに冬が始まり、「鯉の引越し」とともに春を迎えることになります。これから冬の前までは、白い土壁の美しい町並みと、色とりどりの大きな鯉が観光客の目を楽しませてくれますので、飛騨地方にお越しの際はぜひお立ち寄りください。