ヨーロッパ南西部からアジア西部原産とされるクルミ。中国やアメリカなどの主に北半球で栽培されており、日本では「信濃クルミ」を生み出した長野県が主産地です。
木の実を食べるだけでなく、木材としても人気で「ウォールナット」としても知られています。
野菜のチカラ
クルミのチカラ!クルミに含まれる栄養について
ヨモギのチカラ!ヨモギに含まれる栄養をご紹介
春の山菜として知られるキク科の多年草、ヨモギ。和製ハーブの一つとして数えられる爽やかな香りが特徴です。食用として草餅や天ぷら、おひたしなどで食べられる他、お灸に使うもぐさの原料としても有名です。
そんなヨモギには様々な栄養が含まれています。ほうれん草の約3倍ともされる食物繊維や、豊富なβカロチン、ビタミンK、そして葉緑素であるクロロフィルなど。
特筆すべきなのがこの緑の血液とも呼ばれるクロロフィルです。造血を促し貧血を予防するといわれています。また、古くから切り傷などにヨモギをもんでつけるという習慣がありますが、それはビタミンKの止血を促す働きを利用したものだとされています。
ヨモギの新芽の旬は3月~5 月。葉先から15〜20センチほどの指先で軽くつめる柔らかなものが新芽ですので、ぜひお楽しみください。
にんにくのチカラ!にんにくの「アリシン」のパワーとは
にんにくはヒガンバナ科の多年草。香味野菜の代表的な存在で、中国、イタリアなど各国料理に使われています。
歴史は古く、約6千年前より人々の健康を支えており、エジプトのピラミッド建設の際には労働者に欠かせない食物だったとされています。
スタミナ食材として人気の秘密は匂い成分である「アリシン」にあります。エネルギーを生み出す栄養素でありながら、消化吸収されにくいビタミンB1の吸収を助ける働きがあるのです。
元気が欲しい時には、ビタミンB1が豊富な豚肉と一緒に料理すると良いでしょう。
そんなにんにくの主要生産国は中国です。世界生産の約8 割を占めており、スーパーでも中国産を多く見かけます。国内で見ると青森県産がトップで、雪のような白さと品質の良さに定評があります。
小豆のチカラ! 食物繊維、ポリフェノールが豊富
東アジアが原産、マメ科の一年草である小豆。日本では古くから親しまれ縄文遺跡から発掘されている他、奈良時代の「古事記」にも記載があります。
また、小豆の特徴が名前の由来とされ、「あ」は「赤色」、「つき」及び「ずき」は「溶ける」意味があり、赤くて煮ると豆が崩れやすいことからその名前が付いたとされています。