ナシはバラ科ナシ属の植物です。主なものとして、和ナシ、中国ナシ、洋ナシの3種類に分けられますが、日本で単にナシというときは和ナシのことを指します。
和ナシは中国原産の野生種「ヤマナシ」を基本種とする栽培種です。ナシは日本で栽培される果実の中でも歴史が古く、弥生時代にはすでに食されていました。日本書記もナシの栽培について書かれており、江戸時代には品種も増加しています。現在のような、柔らかく甘みが強いナシが栽培されるようになったのは、明治以降といわれています。
ナシのチカラ!アスパラギン酸や消化酵素を含み、身体に良い果実。
咳喘息とは?咳喘息の判断基準について「風は治ったはずなのに、咳だけが治らない」症状と予防
咳喘息とは、慢性的に咳が続く病気です。気道が狭くなり、様々な刺激に対して過敏になるため、のどの炎症や咳といった症状が起こりますが、気管支喘息とは違い、気管支が細くなることはないため、咳喘息の場合は「呼吸困難」「喘鳴」「痰」「発熱」などの症状は見られません。しかし、咳喘息は気管支喘息の前触れと言われているので注意が必要です。
パパイヤのチカラ!未熟果にたんぱく質分解酵素である「パパイン」洗顔料やリップクリーム、軟膏剤に
パパイヤはメキシコ南部を原産とする常緑性の小高木です。多くは熱帯の国々で栽培されており、日本には19世紀ごろに入ってきました。鉢植えのものは2.5mまでにおさまることが多いのですが、地植えのものは7~8mの高さになります。沖縄などで人家の庭に自生しています。
嚥下障害とは?「食物摂取障害」高齢者に多い「嚥下性肺炎」症状と原因、予防について
物を食べることは、食べ物を「認識する」「口に入れる」「咀嚼する」「飲み込む(嚥下)」という一連の動作からなります。つまり、嚥下障害とは「飲み込みの際の障害」であるといえます。
嚥下は、主に舌の動きによって食べ物をのど(咽頭)に送る「口腔期」、嚥下反射により食べ物をのどから食道に送る「咽頭期」、食道の蠕動(ぜんどう)運動により胃に送る「食道期」に分かれます。このように嚥下には様々な器官が関わっており、様々な原因により嚥下障害が発生します。
オオムギのチカラ!豊富な水溶性食物繊維(大部分はβグルガン)脂、甘い物、体型が気になる方におすすめ
オオムギはイネ科の穀物です。中央アジアが原産で、世界で最も古くから栽培されてきた作物の1つです。「オオムギ」は「大麦」と書きますが、これは小麦に対して大きいからではなく、大という字には「品質がよい」「用途が広い」という意味があり、これに伴い「大麦」と記載されています。伝来当初、比較的簡単に殻・フスマ層を除去し、粒のまま飯・粥として食べることができたオオムギを上質と考えたことを反映しています。