シモン芋は、ヒルガオ科の植物でサツマイモの一種です。原産は中南米で、サツマイモと同じであるため「白甘藷(しろさつまいも)」とも呼ばれています。
ブラジル連邦国立農家大学のシモン教授が、ブラジルの奥地でこの芋を発見・研究したことから「シモン芋」と名付けられました。シモン芋は暖かい土地での栽培が好ましく、日本では九州が主な産地となっています。よく似た白色の「こがね千貫」というサツマイモがありますが、これとは全く違った種類です。シモン芋は通常のサツマイモより葉の大きさがひとまわり大きく、茎もしっかりとして太いのが特徴です。また、シモン芋のつるは、太くそして長く成長し、10メートルを超すものもあります。