赤米とは古代米の一種で、玄米が赤い米のこと。野生の稲のほとんどはこれといわれます。元来「赤」は邪気を払う力があると信じられ、祝い事にも悪いことが起こらぬように使われてきました。
野菜のチカラ
赤米のチカラ!赤飯のルーツ ポリフェノールが豊富 抗酸化作用
ナタマメ(刀豆)のチカラ!せき、病後の回復に 炒め物、煮物、茹でてドレッシングや味噌和えで
ナタマメは1年生のつる性草本です。さやは長く大きく、刀状に湾曲して長さ30センチにも及び、平たい弓形で緑色を呈しています。関東地方以西の本州、四国、九州、沖縄の海岸に自生するハマナタマメは、茎が伸びて砂地をはい、ほかのものに巻きついたりします。若いさやを食用にし、味噌漬けや福神漬けの材料にします。せき、病後の回復によいと言われています。
ハス(蓮根)のチカラ!果実、皮、種、葉などあらゆるところが薬用に
ハスは多年草の草本で、広く水田で栽培されています。
根は泥の中に深くもぐっています。分岐して肥大して空洞があります。 (これが蓮根です。)漢方では、果実の皮付きのものを「蓮実」、果皮をとりのぞき種子を乾燥させたものを「蓮肉」、幼い芽を「蓮心」、種の皮を「蓮衣」、葉を「荷葉」、葉柄、花柄を「荷梗」、花のつぼみを「蓮房」、根茎を藕(はすのね)、根茎の節を藕節(ぐうせつ)、でんぷんを「藕粉」と言って、あらゆるところが薬用になります。蓮根は空洞があり、「見通しがよい」ことからお正月料理として使われます。
ウコンのチカラ!「春ウコン」「秋ウコン」栄養素の違いについて
ウコンはショウガ科ウコン属の多年草。インド、中国や中央アジア地域では2千年以上前から栽培されており、現在世界には約50もの種類があるといわれています。
主産地はインド。日本でははじめに伝わった沖縄に馴染みが深く、「ウッチン」としてお茶で親しまれています。
ニンジンのチカラ!2「カロテン」約50g食べれば成人一日に必要なビタミンA
ニンジンはセリ科の野菜。原産はアフガニスタンでそこから東西に伝播し、細長い東洋系、太く短い西洋系に発展しました。日本には16世紀頃に伝来し、中国から伝わった東洋系が主流でしたが、栽培の難しさなどから現在は西洋系が主。品種改良や栽培方法の変更が進み、特有の匂いが少ないもの、甘みの多いものが増え、おいしい野菜として子供にも人気になりました。