坐骨神経とは脊髄から延びている末梢(まっしょう)神経の一つで、脳からの命令を足先まで伝えたり、足の先の感覚を脳に伝えたりするのに重要な役割を果たしています。その坐骨神経が何らかの原因により圧迫されたり損傷して発生する「神経痛」のことを坐骨神経痛とよんでいます。これは、症状の名前であって、病名ではないので原因は様々です。
体の不調
坐骨神経痛とは?痛みやしびれから考えられる病気について 予防によいとされる体操
狭心症とは?症状の見落としにご注意を 予防には適度な運動と和食中心の食事
心臓は、毎日休むことなく働き続けます。1日に約10万回もの収縮・拡張を繰り返して全身に血液を送っているので心臓の筋肉(心筋)には大量の酸素や栄養が必要です。そのため、心筋には冠動脈(かんどうみゃく)といわれる血管が張り巡らされ、心筋の隅々まで血液が届けられます。この冠動脈で血流が悪くなると現れるのが「狭心症」です。狭心症は、大きく分けて2つに分類されます。
ロコモティブシンドロームとは? 加齢や疾病による運動器症候群について 関節のこわばり身長が縮む
ロコモティブシンドロームとは、骨・関節・筋肉などの「運動器」の働きが衰えることにより要介護の危険性が高い状態のことを指します。平均寿命が長くなったことに伴い重要視されるようになった病気で、日本語にすると、運動器症候群となります。最近有名になった「メタボリックシンドローム」は内臓部分の病名であるため、ロコモティブシンドロームは対となります。
コレステロールって不要なもの?不足すると脳出血などの原因に 善玉と悪玉の違いについて
コレステロールは、様々な病気の原因といわれていますが、決して不要なものではありません。コレステロールは、皮膚や血管を作っている細胞の膜、ホルモン、胆汁酸など、体にとってなくてはならないものを作る原材料となります。そのため、過剰なダイエットなどでコレステロールが不足すると、脳血管細胞の壁が弱くなり脳出血が発生しやすくなったり、女性ホルモンの分泌に異常をきたしたりと、生命維持に支障が出ます。しかしながら、過剰に摂取すると、動脈硬化や高血圧や心臓病、脳卒中などの原因となりますのでコレステロールはバランスよく体内にあることが大切です。
メニエール病とは?めまい、難聴、耳鳴り、吐き気、嘔吐、冷や汗、顔面蒼白、耳の閉塞感
メニエール病とは、内耳が原因でめまいが起きる病気です。30~40代の女性に多く見られます。日本では、人口10万人あたり、15~18人と言われています。また、めまいを訴える人のうち、メニエール病は5~10%です。しかし、医師によっては、原因はよくわからないがめまいを訴える方に、安易に「メニエール病」と診断してしまうことが問題視されています。