紫芋は秋が旬のサツマイモの一種。名前の通り紫色をしたサツマイモです。お菓子などに加工されていることから甘味が強いと思われますが、実はその逆で甘味の少ない芋。加工される理由は、美しい色を持つためです。
紫芋はその色から分かるように、アントシアニンという色素を豊富に含んでいます。
アントシアニンはポリフェノールの一種で、抗酸化作用があります。また、紫芋はビタミンCも豊富。含有量はりんごの約5倍といわれ、含まれるでんぷんによって守られているために、加熱しても壊れにくいという特性があります。
品種は様々にあり、紫色が濃い「アヤムラサキ」「ムラサキマサリ」や比較的甘い「パープルスイートロード」、種子島の在来種「種子島紫」など。
改良が進み、全国で多くの品種がつくられています。