きくらげはブナやカエデなどの朽ち木や生木に、梅雨から秋にかけて発生するきのこです。
適温は25〜30度と高く、輸入物が主ですが、国内では九州や四国などが産地。生の旬は6〜9月です。
漢字では「木耳」と書き、耳の形に似ていること、また、呼び名は海のクラゲのようにコリコリとした食感が由来とされています。ヨーロッパやアメリカでは「ユダの耳」と呼ばれ、宗教的な面もあってか食べられていません。
主に中国、日本、台湾、韓国など東アジアで食用とされています。
中国料理や豚骨ラーメンの具としてお馴染みですが、きくらげそのものは、ほぼ無味・無臭。歯ざわりを楽しむ食材です。
栄養面では豊富な食物繊維と、多くの食材と比べてもビタミンDの含有量がトップクラスであることがあげられます。同じきのこ類でビタミンDを比べると、エリンギの約3倍、椎茸の約17倍。
ぜひ食事にとり入れたいきのこです。