ブロッコリーは地中海沿岸が原産、アブラナ科の野菜です。キャベツの仲間とされ、古代ローマではすでに食べられていたそうです。
日本にやってきたのは明治時代。第二次世界大戦後に栽培が本格化し、1980年代から急速に普及しました。調理しやすく栄養が豊富、味にくせがないのがその理由です。
ブロッコリーには小さな緑色の粒々がたくさんありますが、この1つひとつが花の蕾。集まったものを「花蕾(からい)」と呼び、そこを中心に食べますが、茎や葉も同様の栄養があるので残さず食べたいものです。
ビタミン、ミネラルを多く含み、中でも多いのがビタミンC。約2房分の30gを食べるだけで成人1 日の必要量を満たすほどといわれています。
旬は11月から3月頃まで。彩りもよく、サラダやシチューなど使い勝手も良い野菜です。