クワは日本に野生するヤマグワと区別するためにカラグワ(唐桑)と呼んでいます。カラグワ(唐桑)は、一般的には蚕の飼料として栽培していて、主幹は切り低木状に育てるので2~3メートルの高さになっています。
冬に根を掘り、細い根は取り除き、水洗いしてから皮部をはぎ天日で乾燥します。これが生薬の桑白皮(そうはくひ)です。11月ごろの葉を採取して天日で乾燥したものを桑葉といい、4月~6月に果実を集めて乾燥したものを桑椹(そうたい)といいます。
桑葉は、細かく刻み茶材として、お茶のように急須に入れて飲むと、非常に体によいとされ、昔から愛用されています。