キクイモは、キク科ヒマワリ属の多年草です。キクイモ以外にもアメリカイモ、ブタイモ、サンチョーク、エルサレムアーティチョークなどの別名があります。北アメリカ原産で、世界中に外来種として分布しています。
日本には1850年代から1860年代に初めて導入され全国に定着が拡大していますが、河川敷や草地に生育する在来種の植物と競争し、駆逐する危険性があるため、外来生物法によって要注意外来生物に指定されています。
キクイモは、菊に似た花を付けるため名づけられました。主成分は多糖類イヌリンを含む食物繊維で、通常の芋類と異なり、デンプンはほとんど含まれていません。
料理としては牛乳煮、バター焼き、フライ、スープ、味噌漬け、煮物などに利用されています。
岐阜県恵那市岩村町では、菊芋の味噌漬けや粕漬けが名物として販売されています。食感は、ジャガイモやレンコンを炒めた時の食感に似ています。