野菜のチカラ

アスパラガスのチカラ!「グリーンアスパラガス」と「ホワイトアスオアラガス」「アスパラギン酸」疲労回復

アスパラガスは、被子植物単子葉植物に属する多年生草本植物です。南アフリカ原産で、日本には江戸時代に観賞用として渡来し、明治時代に食用として渡来しました。国内で本格的な栽培がはじまったのは大正時代で、欧米への輸出用缶詰に使うホワイトアスパラガスが始まりでした。その後国内でも消費されるようになり、昭和40年代以降はグリーンアスパラガスが主流となりました。

「グリーンアスパラガス」と「ホワイトアスオアラガス」は品種が違うわけではなく、栽培の方法が違います。同じアスパラガスの株でも新芽に光があたるようにして育てると、新芽の茎に葉緑素ができてグリーンになります。逆に新芽に光があたらないように土をかぶせて育てると葉緑素ができずに白いアスパラガスに育ちます。露地もしくはハウス栽培で、旬は産地により差はありますが、4月から7月です。

アスパラギン酸を含み、疲労回復に効果がある食材として知られています。漢方ではアスパラガスの根茎を乾燥させたものをセキチョウハクといい、煎じて咳や痰止めに用います。また膀胱・肝臓にもよいといわれています。