ヤーコンは中南米アンデス高地原産のキク科の多年草です。
成長すると草丈は2メートルにもなり、ヒマワリに似た黄色い花を咲かせます。
根はサツマイモのように肥大するが、これだけ植えても芽は出ません。
アンデス山脈一帯では、伝統的に先住民によって芋状の根菜類が栽培化されてきましたが、ヤーコンもその一つです。
日本へは、1970年代に導入されたが定着しませんでした。
その後、1985年にニュージーランドで栽培されたものが輸入され、日本で増殖しました。
芋の部分には、でんぷんではなく大量のオリゴ糖を蓄えています。
そのため甘味があり、生で食べるとナシに似ています。
その他、カテキン、フラボノイド、多糖類、テルペン類、カリウム、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄などを含み健康食材として研究されています。