コンブは、不等毛植物門褐藻綱コンブ目コンブ科の海藻です。
日本の天然物のコンブの大部分は北海道産で、約9割を占めています。
コンブの種類には、「真昆布」「羅臼昆布」、「利尻昆布」、「日高昆布」「長昆布」「厚葉昆布」、「細布昆布」「ガゴメ昆布」などがあります。コンブ科に属する海藻でも「アラメ」、「クロメ」、「カジメ」、「オオウキモ」といったものは通常コンブとは呼ばれません。
コンブの歴史は古く、日本では縄文時代頃から食されてきたといわれています。コンブが広く食されるようになったのは鎌倉時代以降で、コンブの交易船が本州と北海道をさかんに行きかうようになりました。江戸時代になると、天下の台所「大阪」にまで航路が伸び、大阪から更に、九州、琉球、そして清(中国)にまで伸びていきました。
コンブは低カロリーで、カルシウムなどのミネラルや水溶性食物繊維、ヨウ素といった栄養が豊富に含まれており、古くから日本人の健康をささえてきた健康食材の一つです。