身近な病気

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の原因と対策とは

身近な病気 2020年11月13日

「お腹まわりが気になる方はご注意を

今回のテーマは「メタボリックシンドローム」です。
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単に腹囲が大きいだけではメタボリックシンドロームとは言われません。

メタボリックシンドロームの基準と原因、体躯についてお伝えいたします。

メタボリックシンドロームはどのような状態?

メタボリックシンドロームとは、「内臓脂肪症候群」とも呼ばれており、腸のまわりなどに内臓脂肪が多く蓄積し、さらに他の生活習慣病が重なっている状態のことをいいます。日本では、ウエスト周囲(おへその高さの腹囲)が、男性は85cm、女性は90cm以上で、かつ血圧・血糖・脂質のうち2つ以上が基準値から外れるとメタボリックシンドロームと診断されます。メタボリックシンドローム自体はとくに病気という診断ではありませんが、放置すると心筋梗塞脳梗塞といった重大な病気の原因となる動脈硬化を急速に進行させてしまいます。そのため、大きな病気の予備軍であり、すぐにでも手を打たなければならない状態であるといえます。

メタボリック症候群の原因と対策について

内臓脂肪がたまる原因は、主に運動不足食生活の偏りです。特に食生活の改善は、メタボリックシンドロームの改善になくてはならないものです。中でも、油が少なく野菜を多くとることのできる和食は理想的だといえます。また、和食に使われる、味噌、酢、しょうゆ、日本酒といった発酵食品には、エネルギーの代謝に不可欠な酵素ビタミンB群、脂肪の合成を抑え、脂肪細胞に脂肪を溜まりにくくさせる必須アミノ酸などが多く含まれているので、和食中心の食事をお勧めします。

健康な体を維持するためにも、食事のバランスを見直し、発酵食品をうまくとるように心がけるとよいでしょう。