体の不調

慢性気管支炎とは?様々な原因について。タバコは特に注意が必要。

体の不調 2015年11月18日

2015_11_2慢性気管支炎とは、気管や気管支が慢性的に炎症を起こすことです。痰・咳が2年以上連続し、毎年3ヶ月以上続くものとされています。原因は未だ明らかではありませんが、喫煙や加齢、感染症、大気汚染などが考えられており、冬期に増加する傾向があります。また男性に多くみられるものの、女性の方が重症化しやすいと言われています。

慢性気管支炎の症状

前述した様に咳・痰が出ます。特に朝起きる時に粘り気のある痰が増える他、何らかの感染が加わると痰の量が増え、膿も含まれるようになります。
他には気道が狭くなる他、症状が進むと息切れや呼吸困難、ゼイゼイ、ヒュウヒュウといった喘鳴(ぜいめい)が出ることもあります。

慢性気管支炎の原因

慢性気管支炎の原因は未だはっきりとはわかっていません。しかし、生活習慣や生活環境が大きく影響しているのではないかと言われています。

<慢性気管支炎の原因と考えられるもの>
●喫煙
●大気汚染
●年齢
●慢性鼻疾患
●気管支喘息
●遺伝的に気管支壁が弱い
●何らかの感染 など

これらの中でも最も重要な原因が長期の喫煙と考えられています。咳をするのは、気道に入ってきた異物や刺激物を追い出すためです。気道には異物を追い出すための「せん毛」と呼ばれる毛がありそれが波打つように動いて異物を外に出します。しかし、タバコの煙にさらされ続けると、煙に含まれる有害な化学物質のためにせん毛の動きが妨げられ、せん毛が落ちてしまうのです。こうして気管支の機能が低下し炎症が慢性化してしまうと考えられています。

慢性気管支炎の予防と対策

慢性気管支炎を予防するには、気道をできるだけ綺麗にしなければいけません。そのためには、まず「禁煙」が大切です。
また、ホコリや冷気、感染症も気管支を刺激して気管支炎を助長します。特に冬は寒くて風邪をひきやすい季節ですので、マスクを活用することをお勧めします。その他、食品では辛いものなどの刺激物は極力さけたほうがよいといわれていますのでご注意ください。