体の不調

夏のお肌のトラブルの原因 紫外線、汗による刺激 細菌やカビによる感染症も

体の不調 2018年5月16日

1805_03夏は、肌が様々な刺激にさらされやすい季節です。暑いと汗をかきますが、汗の成分の「ナトリウム」や「尿素」が肌を刺激する原因となります。また、夏場は大量の紫外線が降り注ぐので肌の免疫力が低下しやすくなります。加えて高温多湿により、免疫力が落ちた肌に細菌カビが繁殖しやすく感染症になりやすくなりよす。
こうした季節だからこそ、お肌には十分な注意が必要です。

夏に多い肌トラブル

【湿疹·皮膚炎】
多量の紫外線は、肌の免疫力を低下させるため、汗や外部からの刺激によってかぶれやすくなります。肌のかぶれは湿疹·皮膚炎の一種です。あせももこの一種です。

【接触皮膚炎】
シルシや西洋サクラなどに直接触れて起こる皮膚炎です。夏は肌が弱っていることに加えて、肌を露出するためこの皮膚炎が多く見られます。接触皮膚炎には、誰にでも起こるものと、アレルギー体質の人にのみ起きるものがあります。(動植物、金属、衣類、化粧品など)

【日焼け】
紫外線によって肌の細胞が傷つけられ炎症を起こした状態です。「シミ」「シワ」「くすみ」「肌荒れ」「皮膚ガン」の原因になることもあります。

【感染症】
高温多湿なため、感染症にかかりやすくなります。

水虫
白癬菌(はくせんきん・カビの一種)が皮膚の角質層に繁殖する病気です。

ヘルペス
単純ヘルペスウィルスが原因。水泡ができ赤く腫れることもあります。口や唇にできやすい症状です。

とびひ
黄色ブドウ球菌が原因。水ぶくれができますが、かいて水泡を壊すと全身に広がります。非常に感染しやすい症状です。

おでき
黄色ブドウ球菌が毛穴の奥に感染する症状です。腫れて痛みがあり、化膿することもあります。

 

その他、肌の露出によって虫刺されや皮膚の免疫力低下によりアトピー性皮膚炎の悪化なども起こりやすくなります。

 

肌のトラブルを防ぎましょう

夏の肌を守るには、まず肌を清潔に保つことが大切です。汗やよごれはしっかりと洗い流しましょう。しかし、強く洗うと皮膚を傷つけかえって肌トラブルの原因となりますので、優しく洗ってください。

また、紫外線対策もこの時期重要です。日焼け止めクリームや日傘、帽子などをうまく活用してください。

あと、かゆみが出た際は、極力かかないようにしましょう。かくと皮膚を傷つけ、かえって悪化しますのでご注意ください。