野菜のチカラ

イチョウのチカラ!葉や種が利用される場面とは?風邪の際の咳や痰、心臓の悪い方にも

18_0801イチョウは中国原産で、日本には平安時代頃に渡来したと思われます。今では日本、朝鮮半島、中国で広く栽培され特に寺社の境内には老樹をみることが出来ます。種子利用の他、葉は薬用に栽培が盛んです。

イチョウの葉は、秋になると美しく黄色になりますが、琉球列島の南西諸島では温暖のため黄変しません。黄葉になるには、冷気が必要です。

葉は製薬原料や健康食材として使用されます。6~7月の葉が緑色の時期に採取します。

 

秋に落ちた多肉質の種子を土に埋めるか水につけておき多肉な外種皮を取り除きます。白い固い内種皮に包まれた物を天日でほしたものを、生薬で「銀杏」「白果」といいます。風邪の際の咳や痰、心臓が悪い方によいといわれています。