キャベツは、アブラナ科アブラナ属の多年草です。キャベツは結球のイメージがありますが、黒キャベツなど品種によっては結球しないものもあります。地中海沿岸が原産地で、世界最古の野菜の一つといわれています。古くから品種改良が行われているため種類は多く、フランスでは60種類ものキャベツがあります。現在のような結球した品種が作られたのは13世紀頃といわれています。
日本では、江戸時代に「観賞用」として伝わりました。戦後になると、食の洋風化が進み需要が高まり、1980年代には大根にならぶ生産量となりました。
キャベツはビタミンCやUを大量に含んでおり、非常に体によいといわれています。アメリカ国立がん研究所の発表によれば、キャベツはにんにくに次いで「がん予防によい」野菜とされています。これはキャベツが含んでいる「イソチオシアネート」によるものと思われます。