キャベツはアブラナ科の多年草で、ブロッコリーやカリフラワーの仲間です。日本には江戸時代に伝わりますが、本格的に栽培がされるようになったのは明治時代。しかし、当時はあまり普及せず、戦後に広まった洋食文化とともに一気に人気となりました。
通年おいしい状態が食べられるのは、3シーズンの旬があるため。冬の寒玉キャベツ、春に収穫される春キャベツ、そして夏の高原キャベツなど。寒玉キャベツは固く結球し、加熱しても煮崩れしにくいので煮物に、春キャベツは巻きがゆるく柔らかいので生食に向き、夏が旬のキャベツはその中間的な食感だといいます。
栄養面ではビタミンCとKが豊富な他、胃腸を元気に保つ手伝いをするビタミンUも含んでいます。ビタミンUは別名キャベジンとも呼ばれ、市販の有名医薬品の名前にも使われています。