ハトムギは、中国南部からインドシナ半島、熱帯アジア原産で古くに日本に渡来しました。現在全国で栽培されている1年草です。鳩が好むので、網などで防御して栽培します。
ハトムギは、9~10月頃に刈り取って日干しにします。これを生薬でヨクイニンといいます。ヨクイニンは、胃に良いとされています。また、痛みを和らげたり、イボ取り、美肌保全にも利用されています。ヨクイニンはお茶を飲むように煎じて飲みます。また、お米と混ぜて煮て粥を作り毎日食べると肌によいといわれています。
また、ハトムギには、コイクセラノイドという成分が含まれており、これは女性が美しさを維持するのに非常によいものといわれています。
ハトムギは、ジュズダマ(イネ科)とよく似ています。ジュズダマも体によいもので、種子はヨクイニンの代用として利用されています。