カブはアブラナ科アブラナ属の越年草です。原産地はアフガニスタンから地中海沿岸の地域で、冷涼な気候を好む野菜です。根部の大きさは種類によってまちまちで、色彩も白や赤など地域に適応した様々な品種が栽培されています。根部は漬物、酢の物、蒸し物、煮物など、葉は漬物、煮物、炒め物、サラダ、菜めしなどに利用されます。
根部を漬けた千枚漬け(京都)、赤カブ漬け(飛騨地方)、葉を漬けたすぐき漬け(京都)、日野菜漬け(桜漬け、滋賀県)、野沢菜漬け(長野県)などは特産品として大変人気があります。
カブの葉は、ビタミンA、B2、C、βカロチンや、カルシウム、カリウムなどのミネラル、食物繊維などが豊富に含まれます。根部には、ビタミンC、食物繊維、消化酵素「ジアスターゼ」などを多く含みます。