パパイヤはメキシコ南部を原産とする常緑性の小高木です。多くは熱帯の国々で栽培されており、日本には19世紀ごろに入ってきました。鉢植えのものは2.5mまでにおさまることが多いのですが、地植えのものは7~8mの高さになります。沖縄などで人家の庭に自生しています。
パパイヤの実は黄色くて粒々の黒い種が中央部分にたくさんありますが、種は取り除いて周りの果肉を食べます。一般には果物として扱われますが、沖縄やフィリピン、タイなどでは野菜として炒め物などに使われます。
未熟果にはたんぱく質分解酵素である「パパイン」があり、肉を柔らかくするのに利用されています。またパパイン酵素を精製したものは洗顔料やリップクリーム、軟膏剤にも利用されています。