カボチャはウリ科カボチャ属の総称です。原産は南北アメリカ大陸で、主な生産地は中国、インド、ウクライナなどです。カボチャの語源は「カンボジア」のポルトガル語である「カンボジャ」と言われています。他にも「唐茄子(とうなす)」や「南京(なんきん)」などとも呼ばれますが、これは中国語由来の名前と言われています。
カボチャは大きく3つに分かれています。まず日本で広く栽培されているかカボチャは「西洋カボチャ」の仲間で、食感がホクホクとしていて甘みが強く、栗カボチャとも呼ばれています。その他、メソアメリカの熱帯地方で栽培化された種で黒皮南瓜や鹿ヶ谷南瓜のような日本カボチャが含まれる「東洋カボチャ」、ハロウィンで使われるオレンジ色の「ペポ種」があります。
カボチャは完全に熟すとビタミンAを豊富に含みます。また、収穫直後よりも1ヶ月ほど貯蔵したほうが、酵素の働きで甘みが増します。そのため、お菓子の原料としても非常に人気があります。