梅は、古来より身近な食材として、様々な形で日本人に親しまれてきました。

おいしさだけでなく、健康面でも注目を浴び続けている梅。

あらためて、梅の健康パワーをご紹介します。

梅のパワー

体がだるい、元気が出ない、このような経験はありませんか。人は生き生きと活動するため、糖質や脂質などの栄養を体内でエネルギーに変えています。その過程で乳酸などが発生し、それが蓄積して疲れを感じるのです。
疲れたときは、もちろん休憩も必要ですが、特に気をつけていただきたいのが食べ物です。梅に含まれるクエン酸には、乳酸の過剰生産を抑え、分解して体外に排出する働きがあります。
また、「お弁当に梅干しを入れるとご飯が傷みにくい」といわれるのもクエン酸の菌に対する力によるものです。

梅干しとウナギは食べ合わせが悪い？

梅のクエン酸には、唾液や胃液の分泌を促す働きもあります。食欲を促し消化も高めてくれますので、脂がのったウナギとはむしろ相性が良いといわれています。ではなぜ、このような言い伝えが広まったのでしょうか。
色々説はありますが、脂ののったウナギと梅干しを一緒に食べることで口の中がさっぱりとするため、高価なウナギをたくさん食べることができるので、「贅沢を戒めるため」にそのように言い伝えられた、といわれています。