飛騨地方について

帰雲城(かえりぐもじょう)の黄金伝説

日本自然発酵の本店がある、岐阜県飛騨地方の魅力をご紹介します。

<帰雲城>飛騨に残る黄金伝説

帰雲城は、世界遺産「白川郷」として知られる岐阜県大野郡白川村一帯を領有していた豪族「内ケ島家」の居城でした。内ケ島一族は足利家の奉公衆で、室町幕府8代将軍、足利義政の命によって寛政年間(1461年~1466年)ころに赴任したといわれています。それから100年あまりは大きな戦いもなく平和に暮らしていたが、天正13年(1585年)に東海、北陸を襲った大地震「天正地震」によって帰雲山が崩落、、帰雲城と城下町は埋没してしまいました。言い伝えによれば、城主以下一族家臣1000人以上の死者を出し、流れ出た土砂が庄川の流れを変えたといわれています。

ここから生まれたのが帰雲城の黄金伝説です。「豊かな飛騨にあった城には相当な財宝が蓄えられていたのでは?」とされ、今でもテレビ番組で埋蔵金発掘の特集が組まれるなど調査が進められています。

●写真 帰雲城跡

帰雲という地名は「雲が多く発生し、雲が帰ってくるように見える」ことから命名されたといわれています。石碑の後ろに見える帰雲山には、今も地震による崩落のあとが残っています。

 

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