日本自然発酵の本店がある、岐阜県飛騨地方の魅力をご紹介します。
<宇津江四十八滝>躍動する水と緑が描き出す美しい森の風景を訪ねて
広大な原生林が残る、標高約1500mの猪臥山山腹に源を発する、四十八滝川。山の湧き水がやがて小さな流れとなり、谷間を下りながら大小無数の滝を作り出しました。その総称が「宇津江四十八滝」です。岐阜県立自然公園内にある滝の周辺は、「日本の自然100選」にも選ばれ、美しい自然を身近に感じられるスポット。散策路を歩けば、苔むす岩の間を縫うような流れや、水しぶきを上げながら落下する滝を間近に見ることができます。最上段の「上平滝」までは、水温や鳥のさえずりが耳に心地よい、約一時間のハイキング。芽吹きの春に始まり、深緑の夏、紅葉の秋、滝も凍りつく冬へと、四季折々の森の表情に魅了されます。
●写真(写真提供/飛騨国府観光株式会社)
緑鮮やかな渓谷を散策
渓谷内にはブナやナラ、クルミの大木が茂り、貴重な山野草も生育。散策路の一部には石畳が敷かれ、歩きやすく整備されています。休憩は見晴らしの良い展望台で。
右:渓流を渡る木製の橋があちらこちらに。澄んだ水の流れに心が洗われるようです。
左:夫婦滝の別名もある「上段滝」。すぐ横の祠には、四十八滝不動明王が祀られています。