野菜のチカラ

黒米のチカラ!古来から伝わる古代米の一種

2015_11_1黒米とは、玄米の種皮や果皮にアントシアニンなどの紫黒色素を含む品種です。古代米の一種で黒色をしており、少し精米すると紫色になるため紫米や紫黒米とも呼ばれています。原産国は中国。紀元前の漢の時代に発見され、歴代の皇帝に献上されてきたといわれています。発見したといわれている張騫(ちょうけん)が後に順調に出世したことから、縁起の良い出世米として知られ、日本でも古くからお祝いの米として珍重されてきました。

白米に比べてビタミンB1、B2、Eといったビタミン類や鉄分、亜鉛、カルシウムといったミネラル類が豊富に含まれている他、アントシアニンを含んでいることが大きな特徴です。

食べ方はとても簡単で、白米に混ぜるだけ。白米2合に大さじ2杯程度の黒米を混ぜ入れていつも通り炊くだけで美味しくいただけます。ご飯全体がきれいな紫色になり見た目も良い他、プチプチとした黒米の食感が楽しめるため、いつもの食事が違った味わいになります。