ニンニクは、古代エジプトのピラミッドの建築に働く奴隷の食事やギリシャ、ローマ時代の兵士の主食でもありました。
昔から食するとスタミナがつくと言われています。
鱗茎は肥大し拳ほどの大きさです。白色を帯びた薄い皮質の鱗茎をかぶり、その中に6~20個の小さい鱗茎が入っています。初夏には茎頂に花房をつけますが、多くは珠芽だけが生じます。この珠芽を抱く長いくちばし状の包葉はツルの形に似ているので「鶴首」といわれます。
ニンニク類は健胃、発汗、利尿、たんきり、整腸などに用いられます。
新鮮なものから乾燥したものや粉末にしたものまで幅広く用いられます。ニンニク特有の強臭には魚や獣肉などのくさみを消す作用があるため、肉料理の香辛料やソースの原料にされています。またニンニク臭成分のひとつアリシンはビタミンB1と容易に結合して体内への吸収をよくします。