野菜のチカラ

ひじきのチカラ!

1803_3ひじきは日本で古くから食べられてきた海藻で、各地の貝塚や遺跡からヒジキの化石が見つかっています。道南から九州、朝鮮半島に至る海域にのみ分布する温海性の海藻で、波荒い外洋に面した岩礁上の干潮線付近で生育します。九州、紀州の沿岸域が主産地で、そのうち長崎県産が国内産の半分以上を占めます。国内産は減少しており、韓国産が国内消費量の70%を占めます。

生のヒジキは硬くて渋みがあり、そのままでは食べられないので、長時間かけて茹でて、乾燥したものが市販されています。黒色をした乾燥ヒジキには、米ヒジキ、糸ヒジキ、長ヒジキなどがあります。調理に際しては、乾燥ヒジキを水で戻して、煮物、サラダ、炊き込みご飯などにします。根菜類、大豆、油揚げなどと煮込んだ煎リ煮や、玄米おにぎりは人気のメニューです。

ヒジキは栄養に富み、薬膳料理の食材として人気があります。ビタミン、食物繊維、カルシウム、鉄、カリウムなどのミネラルが豊富で、感染症や生活習慣病の予防、美容、髪の老化防止などによいといわれています。