野菜のチカラ

ひじきのチカラ!鉄分はレバーの約6倍、食物繊維はゴボウの約7倍、カルシウムは牛乳の約12倍

乾物として売られることが多いひじき。実際は海の岩場に生育し、太さは約4ミリ、長さは0.5~1メートルほどに成長します。黒色のイメージがありますが、収穫前は濃い緑色がかった褐色をしています。

販売される代表的な種類は3種。「芽ひじき(米ひじき・姫ひじき)」は葉の部分を指し、「長ひじき(茎ひじき)」は茎の部分、「寒ひじき」は冬の若いひじきで柔らかいものです。

栄養が大変豊富にあり100グラムあたりで見ると鉄分はレバーの約6倍、食物繊維はゴボウの約7倍、カルシウムは牛乳の約12倍もあります。油との相性が抜群で、炒め物や揚げ物など幅広い料理で楽しめますが、椎茸や卵などビタミンDが多い食材と合わせるとカルシウムが、ブロッコリーなどビタミンCの多い食材と合わせると鉄分の吸収が良くなります。

そんな「ひじき」ですが、漢字があることをご存知でしょうか?見た目が黒く短い鹿の尻尾に似ていることから「鹿尾菜」と書くそうです。江戸時代に著された本「本朝食鑑」に記されています。