身近な病気

低体温とは?

2017_01_1日本人の平熱は、性別や年齢などにより若干の違いはありますが、通常36度~37度くらいと言われています。しかし、実際に体温を測ると、36度未満の方が増えています。女性の場合、生理の周期によって体温が変化するので一概には言えませんが、常に平熱が36度未満の場合は「低体温」の疑いがあります。

低体温と似た言葉で「冷え性」や「低体温症」がありますが、これらとは全く別物です。「冷え性」は体温とは関係なく、手足や下腹部の冷えを自覚する方が多いのですが、低体温は自覚症状はほとんどありません。また、「低体温症」とは、寒冷状態や水に浸かった状態などにあって体温が下がることで発生する症状をいい、31度以下になるなど深刻な場合は凍傷や死にいたることもあります。

低体温の問題点

低体温になると、次にあげるような問題点があらわれやすくなります。

①免疫力の低下
体温が低いと体内の免疫が働きにくくなります。そのため、風邪などの感染症にかかりやすくなったり、花粉症などのアレルギー症状が出やすくなりります。

②新陳代謝の低下
体温が低いと体内酵素が働きにくくなります。そのため、肌荒れ、慢性疲労、むくみ、未満、不妊症など、様々な症状が出やすくなります。

③自律神経失調症・更年期障害
体温の変化は脳によって行われますが、脳が命令しても体温が上がらないと、脳の機能が錯乱し、様々な弊害が発生する場合があります。

④その他
肩こり、腰痛、生理痛、不眠症などの不快な症状が発生することがあります。

低体温の原因と予防

低体温の原因については、次のものが挙げられます。原因を知り、それを取り除くことが予防につながります。

①ビタミン、ミネラル不足
人間は、食べ物の中の糖質から熱を作り出しますが、その際、糖以外にも必要なものが亜鉛、マグネシウム、鉄、セレンなどのビタミン、ミネラルです。こうした栄養が不足すると食事をしても体温は上がりにくくなります。食事のバランスを考えましょう。

②冷たい食べ物、体を冷やす食べ物
冷たいもの、夏野菜、甘いものは昔から「体を冷やす」と言われています。特に冬に夏野菜を食べると冷えにつながります。旬のものを多く取りましょう。

③運動不足
細胞内のミトコンドリアと呼ばれるものが熱を発生させますが、筋力が低下するとミトコンドリアの数が少なくなりエネルギーや熱を作れなくなります。適度な運動で筋力維持をしましょう。

④その他の生活環境
お風呂はシャワーだけ、冷暖房が整備されている、など、些細な生活習慣の積み重ねが低体温を招いている場合があります。ご注意ください。