身近な病気

結核とは?

身近な病気 2016年11月24日

結核とは、結核菌によって発病する病気です。
明治時代から昭和20年代まで、「国民病」または「亡国病」と呼ばれ、日本の死亡原因の1位となっていました。
その後、生活環境の改善、医療の発達などにより減少しましたが、今でも年間2~3万人の患者が発生しています。
結核菌は人体の様々なところに住み着きますが、約9割が肺です。
結核は、患者がせきをすることによってうつります。(空気感染・飛沫感染)

結核の症状

結核は、感染したら必ず発症するわけではありません。
健康であれば、体内に菌が侵入しても体内の免疫によって抑え込むことができます。
しかし、体内の免疫力が低下していると、菌が侵入した際に発病したり、また体内で抑え込んでいる菌が活動を始めて発病したりします。

結核の初期症状は、「たん」「せき」「倦怠感」「微熱」など、風邪の症状と非常に似ているため見過ごされることがありますが、せきが長期間続く場合は結核を疑ってください。
また、進行すると、喀血(かっけつ)、血痰、呼吸困難、胸痛などの症状が現れることがあります。

結核が発病しやすいとき

結核は、免疫力が低下しているときに発病しやすいとされていますが、免疫力が低下する原因としていくつかあげられます。

1・他の疾病(糖尿病・腎不全・悪性腫瘍・他のウイルス感染時)
2・低栄養状態
3・慢性疲労
4・睡眠不足
5・運動不足
6・薬物の使用(ステロイド・抗がん剤など)
7・加齢
8・ストレス
9・冷え性
10・喫煙・飲酒
11・その他(手術後・妊娠時など)

このようなときは、結核だけでなく癌などの免疫関連の病気にもなりやすくなっているので注意が必要です。

結核の予防

結核は、先にもありましたが、免疫力の低下が原因となります。
そのため、結核の予防には、「規則正しい生活」「栄養バランスのとれた食事」「適度な運動」などが必要となります。
また、結核はせきなどにより他の人にうつることがあるため、風邪のような症状が長引く場合は早く病院へ行き早期発見することが周りの人への配慮といえます。
「たかが風邪」と思わず早期発見、早期治療をこころがけましょう。