身近な病気

過敏性腸症候群とは?

2015_07_01過敏性腸症候群とは、腸の検査をしてもポリープ、炎症といった異常がないにも関わらず、慢性的な便秘や下痢が起こる状態です。便秘、下痢が発生する際には痛みを伴いますが、排便すると痛みが軽くなります。20~40代に多く、ストレスの多い先進国に多い病気です。死に至るような病気ではありませんが外出先での急な発症などでQOL(生活の質)を著しく低下させてしまうため非常に深刻な問題です。

過敏性腸症候群の症状

過敏性腸症候群の症状は主に便通の異常ですが、不安定型、慢性下痢型、分泌型、ガス型に分かれます。

【不安定型】
腹痛・腹部の違和感・下痢と便秘が交互に現れる
【慢性下痢型】
ストレス、不安などを感じると、すぐに下痢を起こす
【分泌型】
強い腹痛と大量の粘液の排出
【ガス型】
俗にいう「おなら」が出てしまう症状。
おなら恐怖症とも呼ばれ「あがり症」の一種と考えられている

また、腸以外にも、めまい、頭痛、動悸、睡眠障害、不安、うつなどを引き起こす場合もあります。

過敏性腸症候群の原因

過敏性腸症候群の原因は、はっきりとわかっていませんが、何らかのストレスが加わると、脳下垂体から「ストレスホルモン」が放出され、その刺激で腸の動きがおかしくなると言われています。さらに、この状
態が繰り返されると、腸が「知覚過敏」になり、その結果さらに症状が悪化するといわれています。
過敏性腸症候群は、感情を表すのが苦手な方、感情を自覚できない方に多くみられます。ストレスを溜めこんでしまう方、またストレスに気づかない方は特に注意が必要です。

過敏性腸症候群の予防法

過敏性腸症候群にならないためには、まずは「ストレスを軽減する」ことが大切です。まずはストレスを我慢せずストレスと認識し、それを取り除くことが大切です。仕事などでそのストレスを取り除けない場合は、自分が楽になる考え方や発散の方法を探してください。また、心身のバランスを保つためにも規則正しい生活を送ることも大切です。その他、脂分の多い物を控える、刺激が強い食品は避ける、消化のよいものを食べる、など腸を労わる生活を送ることも心がけましょう。