身近な病気

溶連菌感染症とは?

2016_01_01溶連菌とは「溶血性連鎖球菌」の略。いわゆるバイ菌で、病原性の強い細菌のことです。それに感染する溶連菌感染症は冬に流行します。
特に子供に多い病気ですが大人も発症する病気です。しかも子供と大人では症状が異なり、特に大人の場合は風邪と似ているケースが多く、放置して悪化すると大きな病気につながる可能性があります。
疲れがたまっていたり、免疫力が低下していると感染しやすく、妊婦や高齢者は特に注意が必要です。

溶連菌感染症の症状

感染経路としては感染者の咳やくしゃみからうつる飛沫感染、手などについてしまった菌が口に入る経口感染、皮膚からの接触感染。子供は舌がいちごのように赤くボツボツとする「いちご舌」が見られますが大人は風邪と似た症状が出ます。

・頭痛  ・微熱  ・咳  ・喉の痛み  ・嘔吐

比較的大人は軽い症状で済むケースが多いといいます。しかし、それが大きな落とし穴。溶連菌の潜伏期間は2~5日ですが、実際は1~3週間もの間のどなどに居座り続けることがあります。風邪だと勘違いして放置してしまった結果治らず、思わぬ合併症を引き起こしてしまうことがあるのです。

・リウマチ熱  ・腎炎・咽頭炎  ・副鼻腔炎  ・とびひ  ・壊死性筋膜炎

など様々な病気に繋がっていく可能性があります。

また、溶連菌の中にはまれに劇症型というものがあり、それに感染すると急激に進行して死に至るケースもあります。日本では1992年に報告されてから毎年100~200人以上の患者が確認され、30%の方が亡くなっています。

溶連菌感染症の原因と対策

溶連菌感染症は人から感染し、悪化が進むと大きな病気を発症させる病気です。家族や周囲に溶連菌感染症の人がおり、発熱がある、またのどの痛みが強い場合にはまず診察を受けましょう。溶連菌には抗生物質が効くため、飲めばすぐに良くなってきます。しかし、症状がなくなったからと止めず、十日間ほど続けて内服し、しっかり菌を殺す必要があります。もう大丈夫だからと飲むことをやめてしまうと再発したり、合併症に繋がりますので薬を飲みきることが重要です。感染した場合は他の人に移さないためにも2~3日は外出を控え、その後症状が治まってきてから改めて医師に相談すると良いでしょう。

また、かからないための対策も大切です。日頃から手洗い、うがいをして、外出にはマスクを着用する他、バランスの良い食事と充分な睡眠をとり、免疫力を高めることを心がけましょう。