体の不調

骨粗しょう症とは

体の不調 2019年5月15日

kotu-1骨粗しょう症とは、骨密度の低下や骨質の悪化によって骨強度が低下したために、骨折しやすい状態になった病態です。
大きくわけると、原発性骨粗しょう症(おもに加齢や生活習慣によるもの)と続発性骨粗しょう症(代謝を亢進するなんらかのホルモン異常や薬剤の影響によるもの) に分類されます。


成長期に増加した骨量は、成人した20代で最大量に達します。 その最大骨量である若年成人の平均値YAM(Young Adult Mean)を100として、その80%以下の骨密度を骨量減少、70%以下を骨粗しょう症と定義しています。
女性の場合、その多くは閉経後の女性ホルモンが激減した時期に骨量が著しく低下するため、閉経後の骨密度検査は必ず行うべきです。

骨粗しょう症にかかりやすい人

続発性骨粗しょう症(代謝を亢進するなんらかのホルモン異常や薬剤の影響によるもの)は、たとえば甲状腺機能亢進症、また喘息や膠原病など、ステロイドを長期間使用する疾患で起こります。
これら二次的に骨粗しょう症を引き起こす病気が背景や既往歴にないかどうかを病院で必ず確認してもう必要があります。
原発性骨粗しょう症(おもに加齢や生活習慣によるもの)は、閉経による女性ホルモンの低下が大きく関係しますが、もともとの体質(若いころの食習慣や遺伝的な要素)からも影響を受けます。
ダイエットを繰り返していた人、長期の監禁生活者や宇宙飛行士などの極端な運動不足の人、母親が骨粗しょう症であった人は、特に注意が必要です。

骨粗しょう症の治療と予防

kotu-2骨粗しょう症と診断された場合は、薬物治療を開始します。骨密度の程度や既存骨折の有無、年齢や栄養状態、骨代謝マーカーなどをみて総合的に判断し、医師と相談しながら自分に最も適した薬を選択することになります。バランスのとれた食事や運動による日常ケアも重要です。
また、カルシウムの摂取量が明らかに少ない場合には、食事指導を行います。
ビタミンD欠乏が考えられる場合も食事やサプリメント、ビタミンD剤で補います。続発性骨粗しょう症の場合は、原因となる病気を治療したり、問題を取り除くことで軽快しますので、まずはそちらを優先します。ステロイド治療の継続がどうしても必要な疾患を背景に持つ場合には、ステロイド治療と並行して骨粗しょう症の治療を開始する場合もあります。