体の不調

鉄欠乏性貧血とは?

体の不調 2018年9月19日

18_09_3貧血とは、血液中の赤血球が少なくなっでしまうと発生する症状です。赤血球は、体中に酸素を運ぶ働きをしています。そのため、赤血球が少なくなると、体中で酸素が欠乏し、様々な症状が発生します。貧血には、様々な種類がありますが、その中でも、全体の約7割を占めるものが鉄欠乏性貧血です。赤血球を構成する「ヘモグロビン」は、鉄を原料としているため、何らかの原因により体内の鉄分が不足するとヘモグロビンが減少し、その結果として貧血の症状が表れます。

鉄欠乏性貧血の症状とは?

人間の体内の鉄分のうち、60%以上が血液、皮膚、粘膜にありますが、残りは肝臓や脾臓にて貯蓄されています。そのため鉄が不足しても、すぐに症状が表れることはありません。しかし、貯蓄されていた鉄がなくなると、全身に酸素不足、鉄不足の症状が表れます。

酸素不足の症状としては、皮膚の蒼白・顔色が悪い・動悸・息切れ・頭痛・めまい・食欲不振などがあります。また、鉄不足の症状としては、せんべいなどの硬いものを大量に食べたくなる(異食症)・爪がスプーンのように反り返る・肌荒れ・口内炎・口角炎・抜け毛などがあります。

鉄欠乏症貧血の原因

体内で鉄が欠乏する、幾つか原因は考えられます。

①食事での鉄不足
通常、1日に必要な鉄は1㎎ですが吸収率の問題から、食事では10㎎は摂取しなければならないと言われています。更に成長期の男性や生理がある女性は12mg妊娠中の女性は18㎎の鉄が必要です。
一般的に、1000kcalあたりの食事で6㎎の鉄が含まれます。そのため、2000kcalの食事で12㎎が補給できることになりますが、特に女性は男性に比べて食事量が少なく、また生理・妊娠・ダイエットなどにより鉄が不足がちですのでご注意ください。

②吸収率の低下
年齢、消化器系の病気などにより、同じ量の鉄をとっても吸収できない方もみえますのでご注意ください。

③慢性的な出血
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、大腸がん、子宮筋腫などにより、気付かないうちに少量ずつ慢性的に出血している場合があります。また、女性の生理も毎月あるので、慢性的出血の1つです。

貧血を予防しましょう!

生活習慣で気をつけることは、適度な運動(過度のものは逆効果)、睡眠不足をさけるなどがあります。また、食事においては、ヘモグロビンの成分であるタンパク質を含んだもの、鉄の吸収を助けるビタミンC、赤血球を作るのに必要な葉酸ビタミンB12を含むものを積極的に取り入れましょう。また、緑茶・紅茶・コーヒーに含まれるタンニンは、鉄分の吸収を妨げますので、食事とは時間をずらすとよいでしょう。食事中はタンニンの少ない麦茶ほうじ茶がお勧めです。