体の不調

急性すい炎とは?

体の不調 2018年1月17日

18_1_3すい臓は、長さは10cm~15cmくらいで胃の裏側にある臓器です。すい臓は、「すい液」という消化液を分泌したり、「インスリン」というホルモンを分泌して血糖値を調節したりする働きがあります。通常はすい臓自体はすい波で溶けたりしませんが、何らかの原因によりすい臓自体が溶かされてしまうと「急性すい炎」が発生します。
急性すい炎は完治できる病気ですが、患者の約3割は再発するといわれており、再発を繰り返すと「慢性すい炎」に移行する場合があるので注意が必要です。

急性すい炎の原因

急性すい炎の原因のほとんどは、「アルコール」と「胆石」です。大量のアルコールを摂取するとすい臓で大量のすい液が製造されます。その際すい臓で処理できる量を超えてしまうとすい臓自体を溶かしてしまいます。また、胆石ができるとすい液の出口がふさがれてしまいすい臓に大量のすい液が溜まってしまいすい臓を溶かしてしまう場合もあります。この2つ以外でも、「高脂血症」「薬の副作用」「事故などによるすい臓の損傷」でも急性すい炎になる場合があります。

急性すい炎の症状

急性すい炎は様々な症状があります。

●痛み
「みぞおち」や「下腹部」、「背中」に発生しやすいといわれています。非常に激しい痛みで「焼けるような痛み」「のたうち回るような痛み」などと表現されます。背中を丸めると和らぎ、あおむけに寝ると増すのが特徴です。

●吐き気
急性すい炎の場合は吐いても楽にならないのが特長です。

●発熱( 37 ℃~38 ℃くらい)

●その他
重症になるとすい臓以外の臓器まで破壊され、呼吸困難、黄疸、尿量の減少、精神の錯乱などが発生することもあります。

急性すい炎の治療と予防

初期の場合は、絶食をして安静を保つことが重要です。この場合、水も飲むことができないため点滴が必要となります。絶食は、軽症の場合は2日間、重症の場合は4日から1週間ぐらいが目安になります。食事をはじめる際には流動食からはじめられ、4週間ぐらいかけて普通の食事にしてきます。その際、炎症を起こしているすい臓の組織からの細菌感染を防ぐ抗生物質が投与されます。また、胆石が原因である場合は、胆石の除去が最優先となります。

急性すい炎は特殊な病気ではありませんが、似た症状の病気もあり診断が難しい場合があります。症状があったからと言って素人判断で絶食することは危険ですのでご注意ください。また、急性すい炎の予防においては「禁酒」が重要です。