体の不調

慢性腎臓病とは?

体の不調 2017年8月30日

2017_08_04腎臓の働きには、血液中の不要物をろ過し尿を作る、血圧調整、血液中の水分・塩分の調整、などがありますが、「慢性腎臓病」になると、これらの機能が弱ってしまいます。

慢性腎臓病とは、尿蛋白が出ているなどの腎疾患の存在を示す所見が3ヶ月以上続く状態のことをいいます。放置したままにしておくと、末期腎不全となって人工透析や腎移植を受けなければならなくなってしまいます。末期腎不全は全世界的に増え続けており、初期段階のうちに早期発見、早期治療することが大切です。

慢性腎臓病の症状

腎臓は、肝臓同様「沈黙の臓器」と言われているように、悪くなっても自覚症状が表れにくい臓器です。初期症状として、「疲れやすい」「頭痛」「だるい」「むくみ」などがありますが、他の病気でも表れるため見過ごされがちです。このような症状があり、さらに尿たんぱくが出ていたら、早めに腎臓の検査を受けることが大切です。検診などで尿たんぱく陽性と指摘されてもついつい放っておく人が圧倒的に多いのが現実ですが、尿たんぱくの程度に応じて適切に治療することで、透析を必要とする末期腎不全になる確率を減らすことが可能です。また、腎機能が低下すると末期腎不全になる前に血液の流れが悪くなり、心疾患や脳卒中になる危険性が高くなることも分かっています。

原因と対策

慢性腎臓病は、「肥満」「運動不足」「飲酒」「喫煙」「ストレス」などの生活習慣、「高血圧」「糖尿病」「高い脂血症」「肝機能障害」などの生活習慣病、免疫系の異常、薬のアレルギーなどが考えられています。また、メタボリックシンドロームでも、慢性肝臓病になる危険が高まります。

予防のためには、まず生活習慣の改善が重要です。運動を心がけ、飲酒・喫煙は極力避けましょう。また、肥満ぎみの方は減量することをおすすめします。高血圧や糖尿病などの生活習慣病がある人は、医療機関を受診してきちんと治療をしておくことが大切です。

既に腎機能が低下してきたと自覚されている方は、塩分を控え、低たんぱく食を摂りましょう。(塩分の過剰摂取は血圧を上げ腎臓病を進行させてしまいます。また、たんぱく質の過剰摂取は、血中の老廃物の増加につながり腎臓の負担となります。)ただし、減塩·低たんぱくの食事は非常に味気なく献立の工夫が必要になります。