体の不調

水虫とは?

体の不調 2016年12月14日

虫とは白癬菌(はくせんきん)というカビ(真菌)が皮膚の角質層に感染、寄生することにより発生するもので、皮膚科の診察で白癬菌が発見されると水虫と診断されます。
水虫の患者数は正確な数字はわかっていませんが、水虫薬を購入する人数や皮膚科などで受診する人数などから推測すると、日本人の5人に1人が水虫患者といわれています。

水虫の種類

同じ白癬菌でも、増殖する場所によって名前が違います。

頭部白癬(シラクモ)
体部白癬(タムシ)
手白癬(手の水虫)
股部白癬(キンタンタムシ)
足白癬(足の水虫)
爪白癬(爪の水虫)

その中でも、足白癬には足の指と指の間の皮がむけてくる「趾間型」、水ぶくれができる「小水疱型」、足の裏から足のふちまでガサガサして角質が厚く硬くなり、ボロボロと皮がむけたり、かかとがひび割れてアカギレのようになったりする「角化型」があります。「趾間型」「小水疱型」は、かゆみを伴う場合が多いので、比較的自覚がしやすいのですが、「角化型」はかゆみがないため、自覚しにくい水虫です。

水虫に似た他の病気

足などにかゆみが出たり、皮膚に異常が出たりすると、水虫と思い込む方もいますが、水虫に似た症状が発生する病気も多く、実際水虫と思って来院した患者の1/3が別の病気だといわれています。よく間違われる病気としては、手のひらや足の裏に小さな水ぶくれができる汗疱(かんぽう)、手のひらや足の裏にウミをもったブツブツができる掌せき膿疱(しょうせきのうほう)、湿疹・かぶれなどの皮膚炎、角質剥離症(かくりつはくりしょう)、皮膚カンジタ症などが挙げられます。こうした病気に水虫の市販薬を使用しても改善はみられません。水虫かどううかは皮膚科にて検査することもおすすめします。

水虫の予防

水虫の予防・対策には、まず清潔に保つことが大切です。入浴時には、足の指の間まできれいに洗ってください。ただし、すでに水虫の方はタオルや軽石などでゴシゴシこするのは、皮膚を傷つけて感染が拡大しやすくなるので逆効果です。また、白癬菌は高温多湿を好みますので、乾燥・通気性をよくすることが大切です。自宅ではなるべく素足ですごす、会社などでは革靴よりスリッパを使う、などが有効です。女性の場合、ストッキングの着用、ブーツ、パンプスなどは大変蒸れやすく、白癬菌が増殖しやすい環境になるので注意が必要です。

家族に感染者がいる場合、お風呂マット、タオル、爪切り、スリッパなどを分けるなど、菌が感染しないように注意することが大切です。